ランクルス統一考察

 

ランクルス統一パ ユーリ

 画像

 

1.はじめに

 ポケモンソード・シールドから対戦を本格的に始めました、ユーリです。リピートボール級での対戦を始めたのは7月頃からですが、種族統一の奥深さに触れ、のめりこんでいきました。経験も少なく浅学な身ではありますが、マイナーながら強さを発揮できるポケモンの育成に取り組んでいます。もちろんミミッキュなどメジャーなポケモンも好きですが、ランクルスなど、いわゆるマイナーなポケモンでエースバーンらTOPのポケモンに打ち勝つことに意欲を燃やしています。(ランクバトル使用率TOP30以下をマイナーとする)

 今回は種族統一戦で使用しているランクルスの統一パについて紹介・考察していきます。

 

 

2.基本情報

 ランクルスの基本情報を以下に記載する。

 

 a

 

種族値

挿絵(By みてみん)

 

 単エスパーの鈍足高火力なポケモンである。C125と優秀な特攻を誇るが、(ex.C125…原種サンダー、サザンドラ、モスノウなど)Sは30と(S30…ブリザポス、カビゴンモロバレルなど)最終進化系の中ではワースト13位だ。

 

 特性「ぼうじん」は「すなあらし」などの天候によるダメージ、「ねむりごな」などの粉技の影響を受けない。

 「さいせいりょく」は他のポケモンに交代時に発動し、最大HPの1/3を回復する。

 そして最も採用されている「マジックガード」は直接攻撃以外のダメージを受けない特性である。これが最大の強みであり、天候ダメージに加え「どく」や「のろい」などの定数ダメージを受けず、場に長く居座れる。「すなじごく」やリザードンの「キョダイゴクエン」などの追加ダメージ、「ステルスロック」、ダイオウドウの「キョダイコウジン」などの設置技も同様だ。「てつのトゲ」などの接触によるダメージも受けないため、いうなれば「ぼうごパット」「ぼうじんゴーグル」「あつぞこブーツ」などの持ち物の効果を一挙に持ち合わせる強特性といえる。(粉技の影響を除く)

 

 環境にいるランクルスの型については、ポケモンHOMEのバトルデータから推測できる。ランクバトルシーズン11(2020/10/01~2020/11/01)(エースバーンらTOP10が出禁となった期間)シングルでのデータから引用する。

ランクルス…使用率56位

挿絵(By みてみん)

 

挿絵(By みてみん)

 

 性格から主に物理受け、次点に特殊アタッカーの役割が挙げられる。

 

 耐久面は並みにあるため、「かえんだま」を「トリック」することで相手のAを半減し、「とける」「じこさいせい」で物理アタッカーを詰ますことができる。特性「マジックガード」により「やけど」の定数ダメージを受けずに、あくびループから抜けられる点もある。また有利対面から「めいそう」を積み、特殊にも強くできる要塞となりうる。加えて、「ステルスロック」のダメージを受けずに場に出られるため、「きあいのタスキ」がつぶされることなく「トリックルーム」を使用し、相手が「ダイジェット」によりSを上げてきても、切り返すストッパーの役割を果たすことも可能だ。

 

 ドヒドナットヌオーなどの受けルは高耐久で「どくどく」「やどりぎのタネ」をまき、じわじわとHPを削る戦法を取るが、天敵となるのがランクルスシンボラーなどの「マジックガード」持ちのポケモンだ。ランクルスは受けルキラーでありながら、単タイプながら技範囲は広いため、「いのちのたま」の自傷ダメージを「マジックガード」でかき消しながら、ダイマックスしてトリルエースとしても活躍できる。

 

 要所要所で活躍できる能力を持ちながらも上位層にいないのは、おそらくエスパーで効果抜群をとれる格闘や毒タイプポケモンが少なく、足の遅さからダメージレースに負けてしまう点であろう。エスパー・鋼・悪タイプ以外には通りが良いエスパーだが、ミミッキュやドラパルトなど速いゴーストが上位にいるのも大きい。半減できるのは格闘エスパーのみでタイプ受けも難しい。確かに「トリックルーム」により、使用後4ターンはSで勝っている相手より先に行動できる優位な点はある。ただ、ランクマシングルにおいてトリル発動後は退場、その後トリルエースが出てくるため、実質先に動けるのは3ターンのみだ。単体で全抜きするほどの活躍は見込めず、ダイマックス環境において「ダイウォール」を利用されるなどターン稼ぎが容易になったため、ダブルほどトリル戦術を採用されないためと考える。

 

 しかし先ほどの言を翻すようであるが、このポケモン第8世代から導入された、ダイマックスのシステムの恩恵でほぼ全てのポケモンが強化されたといえる。ランクルスもそれに漏れず、技構成・持ち物・パーティの構築しだいで如何様にも活躍できる土壌があり、自身が最も信を置くポケモンでもある。

 例を挙げると、ダイマックス状態のランクルスの放つ「ダイサイコ」は「サイコフィールド」を敷き、エスパー技の威力を1.3倍に引き上げる。次ターン「いのちのたま」を持った「ひかえめ」C極振りランクルスの「みらいよち」を基にした最大火力140の「ダイサイコ」の火力指数は68550となる。ただ、「みらいよち」は使いどころの難しい技である。鎧の孤島より習得可能となった「ワイドフォース」で考えてみる。ダイマックス終了時、「ダイサイコ」でサイコフィールド状態であり、「こだわりメガネ」を持ったランクルスの「ワイドフォース」は、非ダイマ時において火力指数は驚異の78686である。これは持ち物なし「ひかえめ」C極振りカイオーガの雨下「しおふき」の火力指数74925を上回る数値である。

 お膳立てをした結果ではあるが、このように最大限の力を発揮できる可能性があるということだ。その場を用意できるのは私たちトレーナーの腕の見せどころではなかろうか。私がその研鑽の場としても利用しているのが、リピートボール級でもある。次にそのランクルス統一のパーティ紹介をしていく。

 

 

3.パーティ紹介

 育成したランクルスの型を紹介する。基本的に物理型はC抜き5V、特殊型はA抜き5V、Sは下降補正のかかる性格を、または妥協である。

 

挿絵(By みてみん)

 

○実数値

挿絵(By みてみん)

 

○技構成

挿絵(By みてみん)

 

①HB…物理受け、「かえんだま」トリックにより相手の物理アタッカーを止める。C無振りでもそこそこの火力は出るため、少しでも相手を削りながらトリルの場を用意する役割。珠持ち「ようき」ミミッキュの「シャドークロー」で確定2発だが、「やけど」状態にできれば次の攻撃も耐えられるため、「じこさいせい」でしのぎ切れる。

 

②AB…物理アタッカー。ランクルスの物理技は3色パンチや「ダイナックル」となる「アームハンマー」、「ドレインパンチ」、「ばかぢから」、鈍足ポケモンに有用な「ジャイロボール」などがある。過去作の教え技として「はたきおとす」があるが、過去ROMでの育成は行っていないため不採用だ。「こだわりハチマキ」を持たせることでAの数値は192となり、先発に出すことで意表を突くことができる。低いBを補い、環境に多い物理アタッカーと打ち合うためBに極振り。採用した炎・岩技はハッサムウルガモスなど4倍弱点持ちへの打点として。「トリック」で相手の起点作成役をこだわらせるのも良いが、後行だと相手に2ターンは動かれるため、不採用。

 

③HC…トリルエース。「いのちのたま」を持たせた特殊アタッカー。トリルを張った2ターン目に出てダイマックスするのが理想の動き。ダイマックスでHPが2倍になるため最大までH振り。全ての個体に言えることだがSに振っていないため、耐久と火力を両立させることができる。「ダイスチル」の基となる「ラスターカノン」を持っているため、「じゃくてんほけん」採用もありだが、常時安定して火力を出せる珠に軍配が上がった。自傷ダメージが無いため相手に持ち物を悟られないのも良い点。「シャドーボール」は苦手なゴーストへの打点となるが、「ダイホロウ」の追加効果とシナジーが無いのが惜しいところ。

 

④BD…起点作成役。非ダイマ時での耐久を高めた型。「こうこうのしっぽ」を相手に「トリック」で渡し、両壁を張り2番手につなぐ役目。遅いランクルスが相手より先制できる手段は少なく、

(1)「こうこうのしっぽ」トリック

(2)「でんじは」、「でんきだま」なげつけるによる「まひ」

(3)「がんせきふうじ」

(4)「イバンのみ」「カムラのみ」発動

(5)「トリックルーム

などが挙げられる。ちょうはつで止まってしまう型なので岩封もありだが、先行できる確率の最も高い「トリックルーム」かつ「サイコフィールド」の状態が最良だ。

(この状態で相手に先制攻撃される手段は「せんせいのツメ」「イバンのみ」「クイックドロウ」発動のみ。なお、Sが1809以上にオーバーフローした状態はトリル下でも先制可能だが、通常のバトルでは考慮しないものとする。)

 また、「キノコのほうし」「ねむりごな」を警戒して「ぼうじん」採用だが、未だ活躍の機会はない。「さいせいりょく」はサイクル戦に向いている特性だが、種族統一戦においては不向きと考えたため不採用。

 

⑤HCD調整…2番手兼トリル始動要員。「きあいのタスキ」を持たせて安定してトリックルームを発動できる。HP1で耐えて「がむしゃら」で相手を削るなど、最低1ターンは行動し3番手に託す働きをこなす。ヌオーやラグラージなどへの対抗手段としての「エナジーボール」だが、考察の余地あり。「サイコショック」は特防の高いラッキーヌメルゴンへの打点として。最初に育成した個体であり、ランクマにおいても使用できる汎用性がある。D振りなため「じこさいせい」搭載により、キョダイラプラスダイマターン・壁ターンを枯らす耐久を持つ。

 

⑥HBD調整…物理特殊両受け、要塞型。壁を張るなどして有利な対面で積んでいくのが望ましい。「めいそう」を2回行うことで「アシストパワー」の威力は100となり、通常時最大火力90の「サイコキネシス」を上回る。ドヒドナットなどを起点として後続も突破可能となる。対面したことはないが宿守テッカグヤへの回答にもなるのではないかと考察する。また、「めいそう」を1回積むことでH4振り「おくびょう」眼鏡サザンドラの「あくのはどう」を耐え「きあいだま」で落とすことができるなど、運は絡むが役割破壊を遂行できる。「きあいだま」の代わりに「とける」を入れるなら持ち物は「たべのこし」もありか。

 

 鈍足なため、ダメージを受ける機会は必然的に多くなり、怖いのが「まひ」や「ひるみ」での突破である。またみがわりにも弱く、「トリック」を透かされ1ターンを無駄にしてしまうと負けに直結する。常に後手になる為、相手の動きを予測して行動することが勝利への道筋だ。辛い相手は「かげうち」などの先制技持ちで、トリル始動後何もできず落とされてしまう。これは希望だが、先制できる自主退場技などがあれば、「おきみやげ」で先制退場する「いたずらごころエルフーンと同じムーブができて便利であろう。「テレポート」の逆だ。だが、マジガでタスキが潰されない点が差別化点であり、ランクルスの有用な点であるのは間違いない。

 

 そして私が最も重視しているのが「トリックルーム」という技であり、これこそがランクルスを活かす最良の技と愚考する。誤解を恐れずに言うならば、これは最強のS操作技である。ランクルスのS種族値は30であり、トリルを使用可能な最終進化系ポケモンの中ではツンデツンデ(S13)、ブリムオン、ムシャーナフレフワン(S29)に次ぐ数値だ。トリル下にてランクルスは約9割のポケモンより先制して動くことができるのだ。ダイマックス環境における「ダイジェット」の強さを考えれば、先手で動くことの重要性は自明だ。ゲームを始めた当初私はそれを理解していなかったが、同じくSを1段階上昇する攻撃技「ニトロチャージ」の威力50と比較すれば、威力90~140の「ダイジェット」の壊れ具合が分かろうというものだ。

 私がほかに所有するルナアーラミュウツー統一においても、必ず「トリックルーム」を採用している。S130のミュウツーにおいても、だ。多くのポケモンがサブウェポンに「ダイジェット」の基となる飛行技を積んでいるため、それを切り返す手段は必須だ。この技を使うために、貴重な「きあいのタスキ」を消費する価値はあるといえる。

 素早さの序列を把握することは言うまでもなく、バトルにおいて肝要なことだ。例えば初手でガラルヒヒダルマフライゴンが対面したとしよう。ヒヒダルマ側は「つららおとし」で落としたくなる場面だが、ヒヒダルマのSは95、フライゴンは100だ。最速スカーフの採用率の高いダルマだが、フライゴンも最速スカーフならば「ばかぢから」でH4振りダルマを確定1発だ。この対面ではダルマを素引きするのが安定行動といえる。多少の素早さの高さにあぐらをかいていれば痛い目に遭うことになる。逆にトリルを使えば大抵の相手は抜けると楽観的にもなれる。Sラインを覚えるのが苦手ならば、トリルを多く使えるエスパータイプポケモンを積極的に採用してもよいのではないか?贅沢を言えばトリルターンを伸ばすような持ち物が欲しいところ。“歪んだ岩”…トリックルームを使用した際に持続ターンが4ターン→7ターンに伸びる、など。「おいかぜ」の持続ターン数3ターンを考えれば難しいのだろうか。天候ターンを伸ばす道具があるだけに、あってもよさそうなものだが、それだと強すぎると抑えられているのかもしれない。しかしそれだとタスキを持つこともできないため「がんじょう」とトリルを両立するポケモンがいれば…と夢は広がるばかりである。

 

4.リピートボール級での対戦

 印象の残っている対戦の記録を記していく。記憶が定かでない点もあるため、多少の省略は容赦いただきたい。

 

vsウーラオス統一 結果:勝利

 きつい相手。「あんこくきょうだ」はとてもではないが耐えない。当然「いちげきのかた」が出てくるだろうと思っていたが2匹が一撃で1匹が連撃だった。3匹持っていなかったのか手心を加えられたのか分からないがこれが勝因の1つ。もう1つは「ふいうち」をうたれなかったこと。弱保が警戒されたか?

・初手は当然「あんこくきょうだ」。珠もちと判明。こちらの初手はタスキ持ちで耐えて「トリックルーム」始動。残り4ターン。

・「がむしゃら」で削り相手も攻撃。こちらも落ちるが相手も珠ダメで落ちた。相討ち。

珠でなければ2匹目の物理型でダイナックルの糧にしたかったが不意打ちよりはまし。

トリル残り3ターン。

・2匹目も悪ウーラオス。同時にダイマックスを切る。キョダイ個体ではない。こちらは「ダイナックル」。弱保ではないことが分かる。ダメージは1/3ほどだ。相手は「ダイアーク」でこちらの確定2発圏内。なら「ダイウォール」でターンを稼いで…と思ったがこちらの物理型はフルアタの個体で、加えてトリルターンも稼がれる。トリル残り2ターン。

・Aをあげてもナックルで落とせず、こちらはアークでやられた。終わったか…

トリル残り1ターン。

・3匹目のHCランクルスの「かみなり」でダイマウーラオスを倒すもトリル切れる。

・ラストは「れんげきのかた」ウーラオス、これは…!「すいりゅうれんだ」を耐え返しのワイドフォースで撃破!運が良かった。これに尽きるが結果的には最良の行動をとれた。

 

vsカメックス統一 結果:敗北

 オーロンゲ統一にても対戦経験あり。その時は「てっぺき」で詰まされ敗北を喫したため考察していたが、ランクルスでも押し切れず敗北。器用貧乏という評判を聞いていたが、4倍弱点もなく、ACどちらもあり積み技も豊富で、反射技に加え「あくび」の流し技も持つ、種族統一においては適性が高いポケモンと感じた。

・「キョダイホウゲキ」の追加ダメージも受けないことをここで知った。

・初手でダイマされこちらの2匹をやられた。「こうこうのしっぽ」を渡しながらも対応を誤り、トリルも張れず、相手の残り3体をこちらのラスト1匹のエースで対応することに。

・ダイサンダーで1匹を葬り「エレキフィールド」を敷き3タテの態勢を整える。あくび警戒。

・「ミラーコート」を警戒しながらダイスチルで削る。やはりミラコで1/3ほどのダメージを受ける。タスキ持ちか?

・次ターンハイドロカノンで半分以上削られるもダイサンダーで突破。残り1匹。

・こちらのダイマも解け「かみなり」で落とすしかない状況。雨が残っていれば…いやホウゲキでは降らない。無事命中!だが耐えられミラコでやられた。タイプ不一致とはいえ珠もちのエレキフィールド下で!?ミリ耐えだったので不明だがこちらがタスキかHDか?ダメージ的にチョッキか。

 

 不意を突かれると弱いが、耐えてトリルで切り返せばダイマで押し切れる強さはあるランクルス。今回は2匹目での動きが悪かった。

 

vsランクルス統一 結果:1勝1敗

 滅多にないミラー戦。仲間大会にて2回遭遇の結果、初戦は勝利で2戦目は敗北。画面がずっとぽよぽよしていてとても楽しかった。有効打は「シャドーボール」のみだったが、向こうははたきを持っていたためこちらが不利だったか。どちらが先に「めいそう」を積むかで勝敗が決まったように思える。おそらく3匹は型が似通っていたが、向こうは「アンコール」採用で変化技を牽制してきたのが上手かった。

 初戦はこちらが壁を張り、めいそうを2回積んだ状態で、相手のダイマを消費させた後にエースを展開できたため勝利につながった。ダイマのタイミングを見切り相手の「ダイホロウ」を「じこさいせい」で受けきれた。2戦目は相手が真っ先にめいそうを積んできたため、タスキがむしゃらを決めたかったが、相手もそれが分かっているため、「じこさいせい」でしのがれた。こちらが先にがむしゃらのPP切れになりダイマを互いに切ることなく降参を選んだ。「がむしゃら」のPPなど増やしていない…。同速のはずだがこちらが後攻になることが多々あった。素早さを妥協していたのがここで響いたか。30のSラインには35匹ものポケモンが密集しているため、S4振り個体は数体必要かもしれない。

 

vsドラミドロ統一 結果:勝利

 特性「てきおうりょく」の強いドラミドロランクルスと同じ鈍足特殊アタッカーだが、Sは44とランクルスより速い。しかしトリル下で戦うと最遅個体には抜かれる可能性があるため、壁張り要員を選出。通常特性による毒はマジガにより関係ない。相性有利だが、D123という特防の高さがネックか。

・始まりはドラミドロの「げきりんランクルスの「しねんのずつき」。これぞリピートボール級という幕開け。後攻だが思念により一撃で突破。タイプ一致のハチマキ思念は強い。

・2体目のドラミドロに「ヘドロウェーブ」でやられる。特殊型。

・2体目のBDランクルスでヘドウェを耐え、「トリック」で「こうこうのしっぽ」を渡す。相手の持ち物は失念した。

・「ひかりのかべ」を貼りヘドウェを耐える。壁残り5ターン。

・「サイコショック」で削るも、ヘドウェで退場。次がダイマックスのタイミングか。壁残り4ターン。

・ラストのHCDランクルスダイマを切り、「ダイサイコ」で倒す。「サイコフィールド」も敷いた万全の状態。壁残り3ターン。

・当然相手もダイマを切り相手は「ダイアシッド」でCを上げてくる。こちらは「ダイサイコ」。半分程度しかいかない…全然削れない!?信じられない硬さ。特防の高さを思い知るもこれはおかしい。壁残り2ターン。

・「ダイウォール」をしてこないことからほぼほぼ「とつげきチョッキ」もちであろう。ドラミドロと相性の良い道具だ。だがこちらに勝機はありと「ダイウォール」で相手の「ダイドラグーン」を防ぐ。こちらのダイマは終了。壁残り1ターン。

・壁のおかげでドラグーンを耐え、隠し持っていた「サイコショック」でダイマドラミドロを撃破!この時のためにあったといえるだろう、相手の物理防御で計算する技だ。サイキネなら耐えられていただろう。火力アップアイテムを持っていなくてもさすがの火力と感心。勝利。

 

vsモスノウ統一 結果:勝利

 以前から突破方法を考えていた相手。「こおりのりんぷん」という特殊半減かつ弱点の虫技を食らう強敵だが、物理は柔く明確な4倍弱点があるため、そこを突いた。

・初手:相手「とんぼがえり」物理。かなりのダメージ。ハチマキ?

・初手:こちら「トリック」で出てきた2匹目に「こうこうのしっぽ」を押し付ける。相手の持ち物は失念した。

・「サイコショック」ならダメージが通るかと攻撃すると、半分以上入った。意外と効くのか、とこの時点では知らなかったが夢モスノウには物理計算のサイコショックでも半減されるとのこと。2体目は通常特性の「りんぷん」だったか?返しの「むしのさざめき」で落とされる。

・次ターンも先制できるため、こちらのタスキ持ち2体目で引き続きサイコショックで倒す。

・出てきたのは1匹目かまだ見ぬ3匹目か。不明だがさざめきで攻撃され赤ゲージまで削られる。こちらは安定の「トリックルーム」。

・「がむしゃら」で削りこちらはさざめきで倒されるが仕事は十分。

・ラストの物理アタッカーランクルスで「ダイバーン」。2匹目を倒す。天候を晴らし相手のラストに備える。

・相手もダイマ後「ダイウォール」でターンを稼がれる。次がダイマターンラスト。トリルも次で切れる。倒せるか…

・結果ダイバーンで一撃!タスキでもなかった。やはり物理の4倍弱点は耐えない。無事勝利。

 

 特殊アタッカーにも「ダイスチル」で打点はあったが、弱保も怖いため物理型に託した結果、正解だった。理想の展開だったが初手「みがわり」「ちょうのまい」をやられたら確実に負けだった。

 

 

 付け加えると、リピートボールカップなどではランクルスは出場しておらず、参加したのはモヴさんの種族統一の仲間大会「第2回Storm会戦」のみ。ここでランクルスは参加者85名中9位と好成績を残してくれた。戦績は21戦中14勝7敗と、未進化だけでなく禁伝相手にも敢然と立ち向かった。マッチング運もあったが、ミミッキュ、ムゲンダイナに打ち勝つなどポテンシャルの高さがうかがえた。

 

f:id:ayuy1201:20201201232535p:plain

 

f:id:ayuy1201:20201202225006p:plain



 

5.まとめ

 さて、本稿からランクルスの強さがある程度分かってもらえたとは思いますが、勘違いしてほしくないのは、強いからこの子を使っているわけではありません。好きだからこそ、この子の長所を伸ばしてあげたいとの一心からです。初期のランクマで苦戦していたころ、ランクルスをパーティに入れることでマスターボール級へ上がることができました。ドヒドイデナットレイアイアントヒヒダルマドリュウズバンギラスなど、強者たちを薙ぎ倒した勇姿を今でも覚えています。私もこの子の頑張りに応えたいものです。飽きっぽい性格のため、ほかの統一パを使ったりはしていますが、心は常にランクルスと共にあります。これからも共に精進していきます。

 拙い文にお付き合いいただきありがとうございました。またリピートボール級にて、相まみえましょう。

 

 

 

 

(ちなみに最初に作った統一はランクルスではなくジャラランガです。お前もまあまあ好きよ。)

 

 

この記事は種族統一AdventCalendar2020 2日目の記事です。
種族統一に興味のある方は他の記事もご覧ください。

adventar.org